10万円の炊飯器ってどうよ?2019/07/21 21:42

家電の世界では、製品ごとに毎年決まった入れ替わり時期というのがあるそうで
エアコンは2月ころ、炊飯器は6月ころがモデルチェンジ時期で
前年モデル(いわゆる型落ち)がお買い得で手に入るようです。

ちょうど新しい家への引っ越しが決まったのが2月ころで
Joshinさんには大変お世話になりました。
(エアコンでとてもよくしてくれたので、家電は全部そこの担当者指定で買ってます)

でも炊飯器は壊れてなかったし、今回の引っ越しで買い替え対象ではなかったのですよ。

いつも買っていた北海道米の農家直送のWebサイトが
リニューアルでお米の販売をやめてしまったようで
新しい農家が見つかるまで仕方なくスーパーで買ってたんですよ。
米はもちろん北海道米のななつぼしです。
でもこの米がとにかくパッサパサでまずかったのです。
何年か前に業務系スーパーで買ったまっずいななつぼしを思い出しました。
味はあの時ほどまずくはなかったものの、チャーハンで食べるのが最適なくらい
とにかくパサパサ。デパートも経営している某鉄道会社の名前が入った
ブランドから出ているななつぼしだったので、ちょっとは期待していたのに。。。

そんなわけで、こんなパッサパサの米でもいい炊飯器で炊けば
それなりにおいしくなるのではと思ったのですよ。
で、お世話になったJoshinに行ったら、パナソニックの最上位の炊飯器が
ちょうどモデルチェンジで前年モデルがほぼ半額の6万5千円で売られていました。
そこでお世話になった店員さんを見つけて値段交渉したら
さらに値引きしてくれて、5万8千円になったので、即決で買いました。
これ、価格.comの最安値よりさらに安い価格でした。
そのことを店員さんに言ったら、しまった~って大笑いしてました(´ー`)

さっそく高級炊飯器でパッサパサのななつぼしを炊いてみたら
まぁなんとふっくら炊けたこと。買って正解だったようです。

さて、こんなに違いが出たのなら、お米もいいものに変えて
新旧対決したくなるじゃないですか。やりましたとも。

炊飯器対決

左がパナソニックの最上位炊飯器。10万円越えのエリートです。
右がかれこれ数年使っている象印の圧力無しで1万5千円くらいだったと思います。
お米は北海道の農家から取り寄せた平成30年産のゆめぴりか(玄米)を
家庭用精米機で精米したものです。もちろん精米したて。

水の量は釜の目盛合わせです。米も水も同じ条件です。
待つこと約1時間。

パナソニック最上級炊飯器

こちらがパナソニックの10万円越え炊飯器で炊いたものです。
白いのでわかりにくいかもしれませんが、お米の粒が立ってるんですよ。
沸き立つような感じとでも言いましょうか。

対して1万円台の炊飯器は

象印低価格炊飯器

こんな感じ。こちらも白いのでわかりにくいですが
粒はぺたーっと平面で、むしろ真ん中部分がへこんでいました。

炊き上がりの見た目だけでこんなにも違うのね。
ではさっそく食べ比べてみましょうか。

食べ比べ

半分から左が10万円炊飯器、右が1万円台炊飯器です。
左のほうがつやつや光っていますね。
そんな見た目以上に違ったのが食感でした。

10万円炊飯器のほうはふっくら柔らかく、噛むたびに甘味が広がるのに対し
1万円台炊飯器はちょっと硬かったです。芯があるわけじゃないんですけど
チャーハンに(以下略

目隠しして食べ比べてもはっきりわかるくらい食感が違いました。
でも米の味そのものは同じです。そりゃそうだ。同じ米と水を使っているんだもの。
これで味が変わったらみんな10万円出すよね。

10万円炊飯器はお米の味を変えるのではなく
食べておいしいと感じるようにふっくら感、つやつや感などを
最大限引き出す力を持っているものなんだろうと思いました。

なので、見た目とか硬さとか別に気にしないし
普通に炊けたらいいわーって人には全く不要かもしれませんね。